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海洋天堂 [映画・ドラマ]

お友達に誘ってもらい、「海洋天堂」を見てきました。
昨年台湾に行った時に購入した、ジェイ・チョウのアルバム「跨時代」に主題曲が入っていて、
映画も見たいなと思っていたのでした。
日本公開が決まったのを知らずに、誘われなければ見逃していたかもしれません。

アクションスター、ジェット・リー(李連杰)が主演の映画。
アクションは一切無く静かな演技で、息子役のウェン・ジャン(文章)とともに
素晴らしい演技を見せてくれます。

主題歌のMVはこちらです。



ジェイ・チョウの「説了再見」
映画のエンディングロールでは曲が途中からだったのが残念でしたが、
とても良い曲ですので、ぜひ聴いてみてください。






以下、内容に触れています。


自閉症の息子を持つ父は、水族館で働いています。
妻は既に他界、自分は末期がんであることがわかり、残される息子をどうしたらいいのか考え、
一度は心中を試みますが、泳ぎの上手な息子がロープをほどいて助かります。
その後、自分が去ったあと息子が生きていく為に、いろいろと考え実行します。

ある日、ある施設に息子を預けることができ、そこに息子を置いて家に帰ります。
この時に、以前息子が通っていた学校の先生との会話がとても切なくて、この後のシーンに続きます。

二人が初めて離れて過ごす夜。
父は息子のいない自宅で、息子がしていたことを真似したり、寂しそうな様子。
息子は父のいない施設で混乱し職員に手を触れさせず、困った職員は父を呼びます。

このシーンの数分間はほとんど台詞がないのですが、もう胸が苦しくて涙があふれてきました。

他に息子の服に名前と自閉症であること、「連絡先」とだけけ書いた布を縫い付けるのですが、
連絡先の内容は書かれないまま。自分がいなくなった後のことが、まだ決まらないからです。

お葬式のシーンで、水族館の館長が言う台詞、
水族館で清掃係として働けるよう館長に頼んでいた父、
そして父の言っていた通りに手を抜かず掃除をする息子、
テレビの上のぬいぐるみ、ウミガメと泳ぐ、卵をゆでる、など
いろいろなシーンを思い出すと胸が熱くなります。

映像もとてもきれいで静かな映画でした。


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